たぶん来ないとは思いますが…
Embed from Getty Images各チームでタグ付け期間ギリギリに駆け込みタグ付けが行われていましたが、ライオンズはFAとなっていたWRケニー・ゴラデイにタグ付けを行わなかったようです。
そんな中海外の反応を見ていると、ゴラデイがラムズに加入するんじゃないか?という意見が見られました。
理由は大きく二つ。
- スタッフォードのベストターゲットである
- ラムズにはいないフィジカルが強いタイプのレシーバーである
ご存知の通りゴフとのトレードで移籍が決まったスタッフォードですが、そのお気に入りのターゲットがこのゴラデイ。2020年は怪我の影響で5試合の出場に止まっていますが、2019年にあげたタッチダウンレシーブ11回はリーグ最多。
移籍するスタッフォードにとって慣れ親しんだパスターゲットが共に移籍してきたとしたら、こんなに心強いことはないでしょう。
二つ目の理由として、ラムズのレシーバー陣のサイズが挙げられます。
ケニー・ゴラデイ | 193cm / 97kg |
クーパー・カップ | 188cm / 89kg |
ロバート・ウッズ | 183cm / 88kg |
ヴァン・ジェファーソン | 185cm / 91kg |
比べると体格差がすごいですね。ウッズとは10cm / 9kgも違います。
スタッフォードのスローイングを見ていると、ライオンズファンでもないのにこっちがヒヤヒヤするくらいギリギリのところに平気でパスを出したりします。
強気なパスワークが強みなんだと思いますが、パスが正確なのはもちろん、体格を生かして競り合った場面でのパスキャッチが上手いゴラデイの力も大きいのかなという印象です。
スタッフォードの被インターセプトが2019年の5回(インターセプト率1.7%)から20年は10回(同1.9%)と倍増しているのもゴラデイが不在だったというのが一因なんでしょうかね。(それでもゴフの16回 2.6%、13回 2.4%に比べれば少ないですが)
来て欲しいけど財布に余裕はない…
これだけ見ればゴラデイさんには是非ともラムズに来てもらいたいのですが、そうそう現実は甘くありません。
Over the Capによると、現在ラムズはキャップスペースランキングでワースト2位。約38億円もオーバーしています。(ちなみにワースト1位のセインツは3/10時点で約63億円オーバー)。
マイケル・ブロッカーズのトレードなどでスペースを確保しようとしていますが、トップレベルのWRを招聘する余裕なんてどこにもありません。
また、どうやら昨年大型契約をしたばかりのロバート・ウッズさえもラムズはトレードにオープンな姿勢を見せています。仮にトレードすると約13億円のキャップスペースを確保できますが、それでもまだまだ足りません。
結果、スタッフォードにとって頼れるレシーバーが増えるどころか減ってしまう可能性があるという幸先悪いお話でした。
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