2021年からジャージナンバー(背番号)のルールが改定されました。今までクォーターバック、パンター、キッカーのみが1桁のナンバーをつけることができましたが、この改定によりオフェンス、ディフェンス両ラインマン以外であれば1桁をつけることができるようになりました。それに伴って多くの選手がジャージナンバーの変更を希望していましたが、ラムズの選手たちもその流れでナンバーを変更しました。下記は各ポジションの選手がつけることができるナンバーの一覧です。
クォーターバック | 1〜19 |
ランニングバック | 1〜49, 80〜89 |
ワイドレシーバー | 1〜49, 80〜89 |
タイトエンド | 1〜49, 80〜89 |
オフェンシブライン | 50〜79 |
ディフェンシブライン | 50〜79, 90〜99 |
ラインバッカー | 1〜59, 90〜99 |
ディフェンシブバック | 1〜49 |
キッカー | 1〜49 |
パンター | 1〜49 |
ちなみに昨年はWRクーパー・カップがナンバーを18から10に変更しましたね。この10番という数字はカップが大学時代につけていた番号ですが、ラムズに入団した時はWRファロー・クーパーが付けていたためつけられず、2018年にリリースされたことでカップがつけることになりました。この年に変更前の18番のジャージを買った人への返金はされなかったようですが、NFLのライセンスを受けたアパレル会社と提携することで、購入者が変更前のジャージを郵送すると、カップと妻のアンナさんがデザインしたオーダーメイドの衣服に再利用されて返送してくれるという試みを行ったようです。
WRロバート・ウッズ 17→2
兼ねてから2番への変更を希望していたWRロバート・ウッズですが、希望通り17から2に変更されました。おめでとう!
この番号はウッズが高校、大学時代につけていた馴染みのある番号でした。この2番を巡ってはCBジャレン・ラムジーとSNS上で争い(もちろんジョーク)を繰り広げていましたが、軍配は先輩のウッズに挙がったようです。まあもともとラムジーは変更する気はなかったのかもしれませんけどね。
彼(学生時代のウッズ)が帰ってきたぜーーー!
RBデショーン・ジャクソン 10→1
RBも1桁番号をつけられるようになったため、2021年から加入したRBデショーン・ジャクソンも10から1に変更しました。こちらも高校、大学時代につけていた番号になります。
CBダリウス・ウィリアムス 31→11
ラムズのバックスに欠かせない存在となったCBのダリウス・ウィリアムスは大学時代ジャクソンと同じく1番をつけていましたが、ウィリアムスがジャクソンに1番を譲ったかたちとなり、代わりに11番をつけることになりました。
そのほかの選手
そのほかの選手の変更は下記にまとめています。
Sジョーダン・フラー 32→4
CBデビッド・ロング 25→22
Kマット・ゲイ 1→8
Kオースティン・マッギニス 8→18
ジャクソンが1番に変更した影響でキッカーのゲイ、マッギニスがそれぞれナンバーを変更したかたちとなりました。
CBジャレン・ラムジーは(今のところ)変更せず
2019シーズンからラムズに加入したCBジャレン・ラムジーですが、大学時代に13番と8番の2つの数字をつけていたことから13番だったり8番だったり、はたまたなぜか5番を狙っているということを冗談めかして発信していましたが、結局のところ変更はしませんでした。
ナンバーを変更するには在庫を全て購入する必要がある
ラムジーが変更しなかった理由は定かではありませんが、どうやら2021年にすぐにナンバーを変更する場合、変更する選手が元のナンバーの在庫を買い取る必要があるみたいです。そのため流通量が多い人気選手ほど在庫が多くあるので多くの金額が必要になります。
ただ2022年に変更することを事前に通知しておけば、在庫の買取責任は発生しないとのこと。ラムジーは人気、実力共にトップクラスでジャージの在庫もそれなりにあったんじゃないかと思うので、在庫を買い取る必要がない22年に変更する可能性が高そうですね。
ちなみにこのオフシーズンにイーグルスから移籍してきたデショーン・ジャクソンは、当然ですがもともとラムズのジャージがないため買取制度は適用されません。ジャージナンバーを好きに変えられるいいタイミングでの移籍ということもあり、心機一転頑張って欲しいですね。
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